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2014年4月18日(金)第221号『ある晴れた昼下がりの大学“らしい”光景と「TGIF」』

投稿日:2014 年 4 月 18 日    カテゴリー:大学の日常

4月も中旬に入り、宮崎はかなり暖かくなってきました。日中は動き回っていると暑いくらいで、学生や先生の中には、既に半袖を来ている方もちらほら見かけられます。

そんな4月のとある日の昼休み、学生達が中庭で昼食を食べているという、何とも大学“らしい”光景を発見しました。
そこで今回のブログでは、そんな大学“らしい”光景をいくつかご紹介します。

さて話は戻って、前述の学生達が何を食べているか覗いてみると…

ピザでした。デリバリーでしょうか。
学生の昼食は学食で摂るという固定観念に囚われていた私には、その光景はちょっと衝撃的でした。

ピザ。

同じ日の同じ時間、講堂では、テキスト販売が行われていました。
高校までの“決められた”時間割と違い、大学では、自らの興味?関心に基づき、自分だけの時間割を作成(受講する講義を決定)します。
そのため、授業で使用するテキストは、自分で所定の場所に足を運び、自分自身で責任を持って購入しなければなりません。
学生達は、真新しいテキストを使い潰し、その分、多くの知識や考え方を吸収していくことでしょう。

テキスト販売。

テキスト販売も最終日だったため、学生の数は少なめでした。

真新しいテキストを手に、新しい知識を得ることに心躍らせていることでしょう。

話は変わって。

本学のウリの1つに、少人数によるゼミ(演習)があり、このゼミは1年次から4年次まで途切れることなく行われます。
今回はそんなゼミの中で、1年次前期に行われる「基礎演習A」の講義にお邪魔しました。

この科目は、以下のような内容?目的のもと、行われています。

「基礎演習」は専門基礎に位置づけられ、大学での学修に不可欠な学術上の基礎的必須事項(academic essentials)を習得するための演習です。
 大学での学修の中核は研究(study=自ら学ぶこと)にあります。研究にはそれに相応しい「態度」と「技能(スキル)」として、自ら進んでテーマを探す「主体性」と、テーマに基づいて適切に検討するための「技能(スキル 適切な文献や資料の見分け方、文献の講読や論述のための言語力、多角的でバランスの取れた検討、図表の使い方など検討成果を的確に伝えるための表現方法など)」が求められます。
 「基礎演習」では、リベラル?アーツに関わる多様な文献の購読や、少人数ゼミでの学修を通じて、研究のために特に重要なスキルである「言語力」(文献を読む力と、論理的に考察し自分の考察を適切に表現する力)の獲得を中心に、研究に必要な要件について学びます。特に、「基礎演習A」では読むための力を、「基礎演習B」では書くための力を身につけます。
 「基礎演習A」では「読むための言語力の獲得」を目標に、文献を的確に読むためのスキルの修得?発揮および定着を目指します。大学では、実に様々な文献を読むことになりますが、それらを楽しく的確に読むことが、学修を有意義なものとするのです。
 必要な情報を収集し、それらを的確にまとめ、自分の意見を加えて効果的に発信することは、どこでどんな仕事をするにも必要不可欠な技能です。基礎演習では、教養あるグローバル人材に必要な情報の収集?整理?発信の基礎を学びます。「演習」は“自ら演ずることによって学習する場”ですから、語学や情報の科目、基礎講義などで修得した技能と知識も活用しながら、積極的?主体的に取り組みましょう。また、少人数ゼミでの活動を通して、共に学び合える仲間を作りましょう。
(宮崎公立大学 平成26年度「基礎演習A」シラバス(講義計画書)より抜粋)

そしてその日のとあるゼミでは、まだ入学間もない学生達に合わせて、この春の入学シーズンに合わせた俳句や短歌が、時折ユーモアを交えて紹介され、学生から笑いが起こり、和やかな雰囲気でゼミは進んでいきました。

「基礎演習A」の様子。

そんな中、私が本ブログの件を学生に説明し、写真を撮影していたところ、とある言葉を先生から教えていただきました。

TGIF。

その言葉とは、「TGIF (Thank God, it’s Friday)」。
直訳すると、「ありがとう神様、今日は金曜日だ」となります。この言葉は、英語圏において、週末を待ちわびて今日が金曜日であることを喜ぶ人達(主に若者達)の間で、あいさつ代わりに使われるとのことでした。まさにこの花金ブログにふさわしい言葉といえるのではないでしょうか。

また別のゼミでは、青空の下、ゼミが行われていたようです。
何とも大学“らしい”光景だったので、私は思わずカメラを持って、現場に駆けつけていました。

開放感。

これはこれで、大学らしい。

その光景を、花金ブログ用に使わせてもらおうと協力を依頼し写真に収めていたら、逆にゼミの皆さんから写真を撮ってほしいとお願いされ、こんな具合になりました。
私としても、新しい生活の思い出の1ページの一助となることができて、何よりでした。

お願いされました①

お願いされました②

今回の花金ブログでは、大学“らしい”光景を、いくつか紹介させていただきました。
こんな穏やかな日々が、ずっと続けばいいのに…そう思う今日この頃です。

それではこの花金ブログをご覧の皆さん、Thank God, it’s Friday!

2014年4月11日(金)第220号 『昼休み課外活動日記』

投稿日:2014 年 4 月 11 日    カテゴリー:スタッフ日記,大学の日常

昼休み。

 

中庭から聴こえてくる音楽に誘われて外に出てみると、吹奏楽部が新入生勧誘を兼ねて演奏していました。青空の下での軽やかな演奏は、ホールでの緊張感が張りつめた雰囲気とは一味違って新鮮です。

 

 

 

そのまま福利厚生棟1階の食堂でランチ。チーズハンバーグ定食でお腹を満たして2階の学友会室へ。そこでは学友会役員が先日開催された新入生歓迎会と課外活動団体紹介プログラムの反省会を行っていました。動員数やアンケート結果等のデータを分析し、より良い企画を目指して真剣な意見交換が。

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福利厚生棟を出て次は凌雲会館へ。1階の凌雲祭実行委員事務局をのぞいてみると、11月の大学祭に向けて早くも実行委員が動き出しています。この日は全実行委員が分担して行う大学祭パンフレットの広告スポンサー営業について、業務マニュアルによる情報共有が行われていました。業務フローから契約書?領収書の記入方法までわかりやすくまとめられており、丁寧な仕事に感心しました。

 
 

MMUは学生の課外活動が非常に活発であり、新入生は前期だけでも「新入生歓迎会」「課外活動団体紹介」「スポーツデイ」「学生総会」「芸術祭」と立て続けに学生行事を経験することになります。後期も「凌雲祭」「秋のスポーツデイ」「クリスマスコンサート」と続きます。

 
 

学生は様々な団体を組織して行事を企画しますが、どの団体も「より良いものを作りたい」という意識を共通して持っています。先人の取組みに敬意を払いながらも先行事例を批判的に精査し、新しい試みを差し込む余地を検討することは、アカデミズムにも通じるプロセスです。そして、このプロセスによって生み出されるオリジナリティーこそが、MMUの学生の主体性を育んでいるとも言えます。前例完全踏襲の指示待ち思考停止ではなく、常に「君はどう考える?」という問いが空気として存在する、それがMMUの課外活動なのです。

 
 

僅か60分の昼休み。MMUのキャンパスでは様々な場所で学生が活動しています。

3限開始のチャイムがキャンパス内に響く中、「負けてられへんなあ」とつぶやきながら学務課コバヤシはデスクに戻るのでした。

2014年4月4日(金)第219号 『平成26年度学友会始動!』

投稿日:2014 年 4 月 4 日    カテゴリー:大学の日常

MMUでは、例年入学式の直後に新入生歓迎会というパーティーが開催されます。主催するのは学生自治組織である学友会です。

 

1月の学生総会での承認を受けて誕生した新年度学友会役員の初仕事が、この新入生歓迎会です。役員は後期試験後の2月からミーティングを重ね、「新入生歓迎会の目的は何か」「目的達成の指標は」という大きな問題から、「新入生に提供する軽食は何にするか」「座席とステージの配置をどうするか」等の細かな問題までを議論し、準備を進めてきました。

 

新入生歓迎会当日は、新入生オリエンテーションの教室まで新入生を迎えに行き、会場の学生食堂まで誘導(連行?)。吹奏楽部、アカペラ部、軽音楽部による演奏や、応援部、ダンス部によるパフォーマンス、新入生交流のためのゲームやクイズ企画等盛りだくさんの内容で、約200名の新入生はパンと飲み物を片手に交流を深めていました。

今年の学友会のテーマは”Freedom”だそうです

そんな5代目学友会を率いる学友会長、3年生のマツモト君です。

「人の上に立つ経験をしてみたかった」という彼は、京都府出身のナイスガイ。物静かで謙虚な話し方が印象的で、学務課窓口ではすっかり有名です。

今後の活動について、「学友会の活動は楽しいイベントの企画だけではなく、学生の意見を真剣に協議?集約する学生総会もある。学友会という組織をより多くの学生に認識してもらい、学生総会の場で主体的に自らの意見を提示してくれるような学生が1人でも多く増えることを期待したいです」と空を仰ぎながら話してくれました。クールな表情の内に秘められた情熱をビシバシ感じます(実はこの後「ファニーな一面も見せよう」てことで面白い顔の撮影を試みたのですが、あまり面白くなかったので載せません)。

マツモト君の大学愛がよく表れています。

その他のメンバーも個性派が勢ぞろいなので、改めて本ブログで紹介できればと思います。5代目学友会に乞うご期待!

2014年3月14日(金) 第216号 『ホワイトデーにまつわるエトセトラ』

投稿日:2014 年 3 月 14 日    カテゴリー:大学の日常

風速23.2メートルの春一番とともに、宮崎にもようやく春が訪れました。

 

キャンパスは春休み期間なので静かですが、教職員は4月から始まる新カリキュラムや卒業式の準備に忙しなく動き回っています。

 

 

さて、本日はホワイトデー。私コバヤシの所属する学務課では、先月のバレンタインデーに8名の女性職員から5名の男性職員がチョコレートの贈呈を受けたので、本日はそのお返しです。

 

「特定の日に男女がお菓子を贈り合う習慣」って、よく考えたら不思議だなあと思い、少し調べてみました。

まずは、「ホワイトデー」というキーワードに関心を持った人間が過去に調べた形跡がないかどうかを、「レファレンス共同データベース(http://crd.ndl.go.jp/reference)」で調べてみます。これは、国立国会図書館が全国の様々な図書館と協同で構築しているデータベースであり、全国の図書館に寄せられた調べものに関する質問と回答のプロセスが蓄積されています。

 

トップページの検索ボックスに「ホワイトデー」と入力し検索してみると、2007年に岐阜県図書館が登録した事例にヒットしました。社会人から寄せられた「ホワイトデーの由来について書かれた本はないか」との質問に対して、図書館司書が「石井研士『日本人の一年と一生』(春秋社,2005 一般:386.1/イ)に詳しい記述あり(p.61)。昭和52年3月14日、福岡市の和菓子の老舗?石村萬盛堂がマシュマロデーを始めたのが最初とされている。一般に普及したのは昭和60年代後半、義理チョコの習慣が始まった頃から」と回答したという内容です。「『現代用語の基礎知識』には、内容の説明はあるが由来については記述なし」という調査プロセスも書かれています。原典を調べたいところでしたが、宮崎公立大学附属図書館にこの本は置いてありませんでした。

 

和菓子屋さんに起源があるとすれば、商売なのでホワイトデーを広報に活用している可能性があります。石村萬盛堂のウェブサイトを検索してみると、やはり出てきました、ホワイトデーの特設ページ(http://www.ishimura.co.jp/whiteday/story.html)。男性が女性にバレンタインデーのお返しをする日の候補が社内の企画会議で複数挙げられ、デパートでの販売事情を考慮して、バレンタインデーの1か月後の3月14日に決定したというエピソードが紹介されています。

 

 

どうやらホワイトデーは、わずか37年前に、日本の和菓子会社のビジネスの中で始まった記念日だったようです。では、日本社会に「ホワイトデー」という言葉が定着したのはいつごろだったのでしょうか。

 

 

宮崎公立大学附属図書館のウェブサイト(/library)から、各新聞のデータベースを検索することができます。朝日新聞「聞蔵Ⅱビジュアル」で1879年~1989年の朝日新聞縮刷版を検索すると、「ホワイトデー」という言葉が初めて朝日新聞に登場したのは1986年3月12日東京版夕刊です。「今日の問題」というコラム欄で「十四日はホワイトデーだという。だれが決めたかは知らないが、一か月前の二月十四日がバレンタインデーで、この日に女性からチョコレートなどを贈られた男性は、そのお返しとしてこんどは女性に贈り物をするのだという」という伝聞調子が連続している文章が掲載されており、1977年に和菓子屋さんから発信されたホワイトデーが、1980年代の半ばには社会にじんわり浸透してきている様子がうかがえます(ちなみに、このコラムはホワイトデーのプレゼントに下着が登場したことを取り上げ、下着文化の変化を考察する非常に興味深い内容です)。

 

 

さらに、毎日新聞の「毎日Newsパック」で1872年~1988年の誌面データベースを検索すると、「ホワイトデー」の初出は1988年4月9日東京版朝刊でした。「女性が男性にプレゼントするバレンタインデー、そのお返しのホワイトデーなど外国の記念日を需要喚起に活用する“記念日ビジネス”が流行しているが、今年四匹目のドジョウとして流通業界などが仕掛けるのが、上司から秘書に一年間の感謝の気持ちを込めてプレゼントする『セクレタリーデー(秘書の日)』」という記述があり、やはり80年代半ば以降にホワイトデーの語が一般化した可能性が高いと言えそうです。そして秘書の日という気になる記念日の存在も???

 

 

より正確な情報にたどり着くためには、さらなる調査が必要ですが、PCの前から一歩も動かず短時間で調べものができる便利な時代になったものです。また、何かを調べていく過程で他の興味深い情報を見つけることが多々あります。学生の皆さんには、大学生活の様々な局面で、本学の附属図書館の資料やデータベース、レファレンスに精通している図書館司書を十分に活用してもらえればと思います。

 

 

以上、ホワイトデーとだいたい同年代の学務課コバヤシがお送りしました!

2014年2月28日(金) 第214号 『春の息吹が…』

投稿日:2014 年 2 月 28 日    カテゴリー:澳门赌场

春が近づき、だんだんと暖かさが増してまいりました。

寒さが大の苦手な私としましては、春の訪れは大歓迎です。

早く最低気温が二桁になってほしいところです。

 

まことに恐縮ながら、今回は大学ネタの取材がなかなかできなかったもので、個人的な春のネタで一人盛り上がろうと思います。

 

春と言えばやはり山菜!

わらび、ぜんまい、竹の子、タラの芽と種類も豊富で、私にとってとても楽しみな時期です。

 

特に私の好きなものは「タラの芽の天ぷら」で、揚げたては激ウマです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春の山菜は、ほとんどが植物の「芽」にあたる部分であり、そのためあく抜きをしないとたべられないものが多いのですが、タラの芽はその手間不要!

新鮮なものであればえぐ味もなくほのかな香りが最高です。

通常は上の写真のように、葉が開かないうちに収穫して食べるのが一般的ですが、私としては食べる量を確保したいがゆえに、下の写真のようにある程度の大きさに育つまで待ちますね。


天然ものより小柄… 年齢的にはまだまだ質より量です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただし、茹でてから酢味噌等で食べたい場合だと、ここまで育ってしまうと厳しいのではないかと思います。

今では山菜も一般のスーパーで手軽に購入できる時代となりましたが、スーパーに並んでいるものでは「山菜本来のうまさを実感することはできない」と勝手に思っています。

というのも上にも書いたように、春の山菜は非常にあくが強く、時間がたてばたつほどえぐ味が強くなります。

 

スーパーに並ぶのは収穫してから最低数日はたっていると考えるため、本来とは違う味になっているはずです。

天然ものより小柄…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにわらびやぜんまいのあく抜きには、重曹や炭(灰)を使う必要があり、食べられるようになるには、丸1日は必要です。竹の子も米ぬかを使って煮ることであくを抜く必要があり、なかなか簡単には頂けません…。

 

そういった点で考えると、あくぬきをせずに頂けるタラの芽は、とてもお勧めです。

ただ、タラの木自身がするどいとげに覆われているため、ケガ覚悟で取りに行く必要があります。

軍手は必須アイテムです。

気を付けないと流血事故が発生します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

採るときが楽か、採った後が楽かの違いですかね。

?みなさんには、ぜひとも山菜狩りにお出かけいただき、本来の山菜の味を実感していただきたいものです。

?とはいえ、近くに山があったとしても人の山に勝手に入ってはいけませんし、「イチゴ狩り」のように「山菜狩り」という商売をやられているところもなかなかないと思いますので、昔ほど簡単に山菜が手に入らなくなったのもまた事実です。

?私の実家近辺の農家さんによると、みかん山など比較的手入れがされている山は一般の方も入りやすいため、許可を得ず勝手に入って山菜を根こそぎとっていかれる場合があるとのこと。

これは不法侵入になるので絶対にやめましょう。

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さて、今回の花金は個人的な春のネタで盛り上がってしまいましたが、次回はどんな内容でしょうか。

お楽しみに。