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2016年2月5日(金) 第305号『地域のことをかんがえ、みんなで創って生まれようとしているもの』

投稿日:2016 年 2 月 5 日    カテゴリー:イベントレポート,学生の活躍

野球やサッカーなどのプロスポーツの春季キャンプが始まり、南国宮崎は賑やかな雰囲気が漂ってきました。

 

そんな中、ここ宮崎公立大学では、後期定期試験が終了(2月4日(木)まで)してホッとしたのもつかの間、2月5日(金)に「基幹演習B」全体発表会が行われました。

 

基幹演習の様子については、2015年7月3日(金)第276号『グループなワークとメカニックなワーク』でお伝えしましたが、この秋から冬にかけては、その発展系である「基幹演習B」で開講されましたので、まずはその演習について、簡単に説明をさせていただきます。

 

「基幹演習B」とは何かを説明するために、シラバス(講義計画書)を見てみると…

 

【概要】

グループワークを通じて、グローバル化し複雑化する地域の課題を発見し、その実践的解決策を模索します。

「基幹演習B」では、各ゼミに分かれ、ゼミ内のグループワークを通じ、外部講師による2回の講演を参考に、皆さん自身が地域の具体的課題を発見し、その現状や背景をさぐり、具体的な解決アイディアを模索していきます。

講演(第2回、第3回。2ゼミ合同で4グループに分かれる)では、地域で活動している方をお招きして、地域をテーマにした講話をしていただきます。そして、その講話を基に、自分たちの手で問題(課題)を発見し、現地視察やインタビューなどの情報収集活動やグループディスカッションを通じてより本格的に考察していきます。

グループワーク(第4回~13回)では、各ゼミ内で3~4程度のグループに分かれ、グループごとに解決策を考えていきます。ここでは、①問題を発見し、②解決のために必要な情報(単に現状だけでなく、問題の原因となる背景や解決策として優れた先進事例など)を的確に把握し、③論理的な思考力に基づいたディスカッション等を通じて解決アイディアを模索します。また、プレゼンテーションの準備も行います。

ゼミ内発表会(第14回)では、グループごとに考えた解決アイディアについてのプレゼンテーションと、ディスカッションを行います。さらに優秀なグループ(各ゼミ1グループ)が、合同発表会(第15、16回)で発表を行います。

 

【到達目標】

①問題発見能力、論理的思考力、情報収集力、情報整理能力等のアカデミックスキルを身に着ける。

②ディスカッション等を通じたアカデミックなコミュニケーションスキルを身に着ける。

②チームワークや責任感などの社会人スキルを身に着ける。

「基幹演習B」では、「基幹演習A」で身に付けた①「的確にリサーチした情報を整理分析し、深く考える力」、②「異論をぶつけ合い、論理的に整理しながら共通見解を作っていく力」、③「常に全体の協力関係に目を向けつつ自分の役割を的確に判断し、責任を果たす力」を、より高度化するとともに、新た問題発見能力を身に着けることも求められます。

た、「基幹演習A」同様、③については他の演習以上に重要視されます。

 

(宮崎公立大学平成26年度「基幹演習B」シラバス(講義計画書)からの引用、一部修正)

 

…のような講義(演習)とのことです。

 

それではここからは、当日の発表会の様子をお伝えしていきます。

 

本日行われた全体発表会では、後期の半年間、2年生全員が8ゼミに分かれてそれぞれ活動を行ってきましたが、それぞれのゼミから選び出された8グループによる発表が行われました。

 

まずは、タナカ学部長による挨拶から始まりました。

今回の発表会では、学部長からのサプライズとして、最優秀グループには、記念品が授与されるとのことです。

 

次に、本日の発表順を決めるくじ引きです。

最初に発表をして気をラクにして他の発表を聞いた方がいいのか、最後の発表順を引いてそれまでの発表を踏まえた上で発表をするのがいいのか、考え方が分かれるところです…(ちなみに私アラキは前者です。早くラクになりたいです。)

 

 

そしていよいよ、発表が始まりました。

これまでの演習で各ゼミが取り組んだ各テーマは、以下の通りです。

 

テーマ①:地域と学び

「青少年の健全育成と非行防止」  ?  「学校教育の課題について」

テーマ②:子どもと家族

「児童虐待の問題」  ?  「ネット時代の大人の責任」

テーマ③:「グローバル化と地域経済」

「企業誘致について」  ?  「グローバル化と宮崎の農業」

テーマ④:観光資源と歴史遺産

「観光産業の課題」  ?  「宮崎の歴史および文化財の概要について」

これらのテーマについて、外部講師の方々から話を聞き、それらについて自分たちで考え、現状や課題、その解決方策について、議論を交わし、本日はその集大成の場となりました。

 

発表の後は、今回の「基幹演習B」において、多大なるご協力をいただきました外部講師の方からコメントをいただきました。

今回の全体発表会では業務の都合上、講師の方お一人のみのご出席でしたが、この前段となるゼミ内発表会(第14回講義)には、多くの講師の方にご出席いただきました。お忙しい中ご出席いただき、ありがとうございました。

最後は、この基幹演習の立ち上げから運営まで尽力してくださったウメヅ先生による講評です。

ここで最優秀グループの発表が行われ、見事モリツゼミ(テーマ「観光産業の課題」~宮崎のホテル 外国人観光客への対応について~)のグループが選ばれ、学部長賞として、図書カードが授与されました。

ウメヅ先生の講評の中で、 「今回のゼミ(演習)を通して、宮崎のことを少しは深く知ることができたと思う。今後、宮崎のことをより良くして行きたいと思うのならば、その第一歩として、まずは“宮崎マニア”になれ!」という言葉が印象的でした。

今年度から開講した「基幹演習A」「基幹演習B」には、“地域の問題を素材に、地域について考えるきっかけを作る”という考え方があります。

今回の演習で取り扱った各テーマは、地域が抱える諸問題の氷山の一角に過ぎません。今回お越しいただいた講師の方々以外にも、現場の方々や地域行政に関わる方々をはじめ、多くの方々がよりよい地域を創ろうと尽力してくださっています。

今回の経験を糧にして、1人でも多くの学生が、直接的?間接的の別を問わず、少しでも地域のことを考え、行動してくれれば幸いです。

2016年1月29日(金) 第304号『受験シーズン到来』

投稿日:2016 年 1 月 29 日    カテゴリー:澳门赌场

 事務局長のサヤマです。

 前々週にセンター試験の様子等をお伝えしたところですが、今年も受験シーズンが到来しました。これから、本学でも2月25日に前期日程試験、3月12日には後期日程試験が実施されます。受験生の皆さんには、まだまだ気の抜けない日々が続きます。今年は暖冬のせいか、インフルエンザの流行が少し遅いようですが、少しずつ罹患も増えているようですので、受験生の皆さんは特に体調等には気を付けてください。

 さて、受験シーズン到来ということですが、この大学入学者選抜も、昭和53年度までは、各大学における入学者選抜で、国公立大学は1期校、2期校に分けられており、複数の大学合格後に入学する大学を決めることができました。昭和54年からは、共通一次試験が導入され、平成元年まで続き、平成2年からは、現在の大学入試センター試験になったわけです。また、この大学入試センター試験も平成33年からは新しい試験制度に変わることとなっています。

 私は、昭和53年以前に大学入試を体験しましたから、共通一次やセンター試験すら知らない世代ですが、大学入試の改革は、その時点で課題となっていることに対する改善ということで実施されてきました。センター試験改革も、平成20年度に出された学士課程答申において、「AO?推薦入試における適切な学力把握措置の実施」や「高校修了時点における到達度を測るための新たな共通試験(高大接続テスト)の検討」、「高大の連携による入学前教育や入学後のリメディアル教育の充実」を達成するために、検討されているものです。

 大学もその基本的な学びの場ということは変わりませんが、学ぶ内容であるとか、学び方、そして、入学試験などは、時代に沿った形で変わってきているということでしょうね。
本学も、平成26年度から、新しいカリキュラムということで「言語?文化専攻」「メディア?コミュニケーション専攻」「国際政治経済専攻」という3専攻制を導入し、入学後に自ら専攻を選び、その専攻を専門的に学ぶと同時に、残りの2専攻についても幅広く学ぶことができるカリキュラムに再編しました。そのほか、「自然災害と防災?減災」という自然科学の科目においては、一定の要件はありますが、防災士の資格も取ることができますし、「時事問題ガイド」という科目では、現役の新聞記者のお話を聞くこともできます。学びの場としての基本は変わっていないと思いますが、時代に即した学びの内容が導入されてきています。

 また、平成28年度からは、本学においても、宮崎大学?宮崎県立看護大学?九州保健福祉大学?都城工業高等専門学校や宮崎県、経済団体などと協働で、地方創生に寄与する「みやざきCOC+事業」を本格的に実施します。具体的な内容につきましては、今後、いろいろな形でお伝えできると思いますが、簡単に言いますと、ほかの高等教育機関で開講される講義をネット配信等により学ぶことができるようになるというものです。たとえば、宮崎大学に来年度創設される地域資源創成学部で開講される講義の一部を、宮崎公立大学の学生も受講できる、といったようなものです。もちろん、これは、卒業単位には認められませんから、付加価値的なものとなりますが、幅広く学びたい学生にとっては、選択肢が広がるものになると思っています。

 本学の一般選抜試験の出願締め切りが2月3日までとなっていますが、受験生の皆さん、体調に十分留意され、一般選抜試験に万全の体制で挑んでください。本学では、教職員一同、皆さんの入試へのチャレンジを応援するとともに、4月に本学内で会えることを期待しています。

皆さんが入学される頃、桜は満開です。

2016年1月23日(金) 第303号『大寒の候』

投稿日:2016 年 1 月 22 日    カテゴリー:澳门赌场

 平成28年1月21日は大寒、立春を前に最も寒いとされる時季です。

 今年は暖冬と言われていましたが、大寒に合わせて強烈な寒波が日本列島を襲っています。宮崎市では2月からプロ野球のソフトバンクホークス、読売巨人軍、オリックスバッファローズがキャンプを行い、Jリーグやいろいろなスポーツチームがこの時期にキャンプを行うなど、宮崎は暖かいイメージがありますが、ここ3か年の気温(宮崎?東京?福岡)について調べてみました。(気象庁HP 過去の気象データ検索から)

表1 最高気温の平均(12月1日~翌年1月15日)

表2 最低気温の平均(12月1日~翌年1月15日)

表3 最高気温が15度以上の日数(12月1日~翌年1月15日)

表4 最低気温が0度以下の日数(12月1日~翌年1月15日)

※表4 H27(H28)の福岡、H25(H26)の東京、福岡は日数は0日

 宮崎は東京や福岡と比べて最高気温は高く、最低気温は意外と低いという傾向があるのではないかと感じました。暖かいと言えば暖かいし、でも朝晩は結構寒い。

 県外から転勤で宮崎に住んでいる知人は「宮崎は暖かいからダウンジャケットはいらない」と言われていましたが、昼に活動することが多く、夜はあまり外出しない子育て世代の場合であれば、まさしくその通りかもしれません。

 そして、確かに今年は暖冬と言えるようです。しかし、全国的な寒波の影響と思われますが、今週に入って冷え込んできています。宮崎南部平野部の天気予報では、ほとんど記憶にない雪のマークも出ています。宮崎で1月に降雪の記録があるのは、直近では2011年1月16日に0㎝の記録があります。

 宮崎公立大学も先日の大学入試センター試験の会場となり、多くの受験生がセンター試験を受験されていました。これから各大学の入学試験に臨まれる受験生の皆様、非常に寒くなっておりますが、体調管理にお気を付けください。企画総務課のキノシタでした。

2016年1月15日(金) 第302号『大学入試センター試験』

投稿日:2016 年 1 月 15 日    カテゴリー:イベントレポート,大学の日常

今年もこの時期がやってきました。
明日はいよいよ大学入試センター試験です。

本学も職員総出で準備に取り掛かりました。

はじめに、事務局に集合し、分担や作業手順などについて担当者から説明を受けました。

事務局集合

 

その後、それぞれの持ち場に向かいます。
移動

 

試験室では、職員が案内を掲示したり、受験番号のシールを机に貼るなどの作業を行います。

 

室外には所々に案内掲示を設置します。
掲示2

 

テレビ局がセンター試験前日の本学の様子を取材に来ていました。
TV

 

中央には全体案内が設置されています。

 

受験生の皆さん、時間に余裕を持って気をつけて会場入りして下さい。
実力が十分発揮できますように!
頑張ってください!!

以上、情報事務室タニグチがお届けしました。

2016年1月8日(金) 第301号 『猿をめぐる冒険』

投稿日:2016 年 1 月 8 日    カテゴリー:澳门赌场

早いもので、年が明けて1週間が経ちました。
今年の干支は申(サル)。どうして「申」が「猿」になったかはさておき、今週の花金は今年の干支である猿をめぐる冒険に出発です!

まずは附属図書館で猿に関する本を探してみます。
キーワード「猿」で本を検索すると、10数冊の本にヒットしました。
この中から、村上春樹の「東京奇譚集」に収録されている短編「品川猿」を読んでみます。
自分の名前を忘れがちな主人公が、区役所の「心の悩み相談室」を通じて、言葉を話す猿と出会うという不思議なストーリーです。短編で分かりやすい物語の中にも、独特の言い回しもあり、村上春樹の入門編としてもオススメです。

2冊目は、猿と日本人の歴史を解説している広瀬鎮の「猿と日本人」にチャレンジ!
普段、小説は読みますが、こういう専門書は久しぶりです。
猿と日本人の結びつきについて歴史的?地理的な視点だけでなく、宗教や芸術などの面からも説明されています。日本において猿は人気のある動物ですが、その背景が少し分かったような気がしました。

読書の次は、映画の中の猿を探しに3階のグローバルセンターに行ってみます。
棚に並んだDVDから、ブルース?ウィリスとブラッド?ピットが出演している「12モンキーズ」を選びました。

12匹の猿が出てくると思ったのですが、ブルース?ウィリス演じる主人公が、細菌ウイルスを巡り、過去と 現在、未来を行ったり来たりする話。ブラッド?ピットの演技がキレキレですが、ストーリーは少し難解で万人向けでないかも…。
残念ながら、猿はほとんど出てきません。

ということで、猿をめぐる冒険はおしまい。
今回は残念ながら、本物の猿には出会えませんでしたが、2年前には野猿が本学のグラウンドに迷い込んでちょっとした騒ぎになったことを思い出しました。
以上、今週の花金は、この原稿を書きながら久しぶりに動物園に行きたくなった総務係カイが担当しました。