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2012年6月15日(金)第132号『大学自然探訪その4』

雨、あめ、アメ、はじまりはいつも…

ついにやってまいりました、梅雨が。

 

雨が嫌いな私にとっては、この時期が来るのが憂鬱で憂鬱でたまりません。

全国の雨好きな方、申し訳ありません。

 

どのくらい憂鬱かと申しますと、憂鬱という漢字を1000回書けと言われるくらい憂鬱です。

 

がしかし!つい先日、そんな私の憂鬱な気分を晴れやかにしてくれた生き物がいました。

この時期に幻想的な雰囲気を醸し出してくれる生き物…そう、ホタルです!

 

宮崎市内の某所ですが、まだ知る人ぞ知る場所(だと思う)なので、見物人も皆無で、

小林の出の山公園並みにたくさんの個体が乱舞していました。

写真撮影にチャレンジしたのですが、マイスマホでは美しいホタルの乱舞をハイクオリティで

撮影することはできませんでした。

残念。

 

ではここでホタルを見つけるためのポイントを少々…

 

乱舞時期:

5月中旬から6月下旬にかけてです。なお、ゲンジボタルのほうがヘイケボタルより早い

時期に出現するようです。

 

光る時間帯:

主に午後7時から9時ごろが最もよく飛び回る時間帯といわれています。暗ければいつでも…

ってわけではないようで、実際に夜中に行ったらあまり飛んでいませんでした。なお、月が

出ているときと、雨が強い時と、寒い時にもあまり飛んでくれません。

 

観察できる場所:

①ゲンジボタルの幼虫はカワニナを、ヘイケボタルの幼虫はモノアラガイを食べて成長するので、

その貝がいる場所が近くにあること。

②光を嫌うため、普段から暗い場所であること。

③川(せせらぎのような)と、水田と雑木林が混在しているような場所であること。

 

宮崎はまだまだ自然がたくさん残っているので、意外と皆さんの近くにもホタルがいる場所が

あるかもしれませんよ。

ただし、見つけた場合は、とったり追いかけたりせず、そっと見守ってやりましょうね。

 

 

 

 

さて、今回もまた学内の自然を探訪してまいりました。

今回は雨の中での撮影となりましたが、これもまたオツですね。

雨がしとしと…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

図書館の裏を歩いていると…

おやおや?何か赤紫の実が落ちています。

赤紫の果実が散らばっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これはヤマモモの実ですね。

この実は生でいただいてもほんのり甘くておいしいですが、だいたいはシロップ漬けにして

それを水や炭酸で割って飲むと非常に

おいしいジュースになるのです!

ただし、落ちたのはちょっと痛んでいる場合があるので食べないようにしましょう。

木いちごに似た雰囲気です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実際になっている様子はこんな感じです。

我が家にもヤマモモの木があるのですが、なかなか実をつけてくれないんですよね…残念。

 

 

さて、ヤマモモを撮影をして後ろを振り返ってみると、

あざやかな花を発見!

これはみなさまご存じアジサイですね。

この時期には欠かせない花です。

とても鮮やか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雨模様とアジサイ…絶妙なマッチングです。

こんなに雨が似合う花もそうそうありませんよ。

また、様々な色を楽しめるのもアジサイの魅力の一つだと思います。

今回撮影したものは紫が強いですが、ブルーや白っぽいのもあります。

雨もしたたるいいアジサイ。

 

 

 

 

 

 

 

 

色の違いは土壌の酸性度によるようで、一般的には酸性ならば青っぽくなり、アルカリ性ならば

赤っぽくなるといわれています。

撮影した付近の土壌はきっとアルカリ性なのでしょう。

 

 

さて、続いては本学の家庭菜園場(のような場所)を訪ねてみました。

どこにあるかというと…それはみなさんで探し当ててみましょう。

 

早速のぞいてみると、キュウリ?トマト?スイカ?ナス?えだまめというバリエーションで構成

されていました。

そのなかで、黄色の鮮やかな花が目に留まりました。

これは何の花でしょう?

緑の中に映える黄色。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは宮崎が生産高第1位を誇るキュウリの花です。

 

キュウリは雄花と雌花がそれぞれ別々に咲きます。

上の写真は雄花となり、下の写真は雌花となります。

キュウリらしき様子がうかがえます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雄花で作られる花粉が、きちんと雌花に届かないと結実しないのかと思いきや、実は単為結果を

おこなうため、受粉しなくとも結実するという手間いらずな野菜なのです。

ただ、花がきれいに開く時間は非常に短く、朝開いて昼過ぎにはしぼみ始めるといった感じです。

 

雌花がすくすくと育って、立派なキュウリの出来上がり…

って、数日前までなっていた立派なキュウリがない!

さて、どこへいったのやら。

がんばって大きくなってね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづいては2種類つづけてどうぞ!

これはなんの野菜の花かわかりますか~?

これまた黄色い花。

 

 

 

 

 

 

 

 

めっちゃ紫です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上はトマトの花で、下はナスの花でした。

実はこの2つ、色は違えども、共にナス科に属しています。

ここにはありませんが、ジャガイモやピーマンも実はナス科の野菜です。

 

なかなか野菜の花を見る機会は多くないと思いますが、結構きれいだとおもいませんか?

 

ちなみにこれから大きく育つであろうナスがこちら!

ちょっと虫食いが発生していますが、まぁこれも家庭菜園ならではということで…

何にかじられたのかは…秘密です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

野菜を撮影しおわり、事務局にもどると、事務局の前の花壇にチョウが飛んでいました。

どこにいるかわかりますか?

花壇の花に紛れて…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アップにすると…

発見!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほらいました。

これはツマグロヒョウモンの雌です。

雄と雌ではかなり模様が異なり、雄は羽の先端の黒と白の模様がありません。

雄も近くを飛んでいたのですが、近づいたらどこかへとんで行ってしまいました。

ホタルにしろ、チョウにしろ、生きた昆虫を撮影するのはなかなか難しいものです。

 

私は本来チョウが専門なので、もっとチョウを撮影したいのですが、梅雨時期はなかなか姿を

現してくれないので残念です。

次回こそはもっとチョウについてお届けできるよう頑張りたいと思います。

(自己満足ですみません。)

 

 

 

さて、これにて今週の花金は終了です。

最後は私の机に置いている観葉植物の写真です。

コーヒーをよく飲むので、コーヒーの木を育ててみるのもいいかな…と。

いつか実がなるかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では次回の花金をお楽しみに。