9月の企業見学バスツアー第一弾に続いて、去る10月29日(火)に企業見学ツアー第二弾を実施しました。
前回は、企業概要や先輩の話を聞いたりすることが主でしたが、今回は、企業を訪問して自分達で考えた企画をプレゼンすることが目的です。
ちなみに以前、「週刊花の金曜日」で紹介しましたツアーの募集チラシはコチラです。
この企画を担当してくれたのは3年生の後夷(うしろえびす)心悟くん。
5月に企画を担当する学生を募集した際に、一番興味を持って参加してくれて、さらに「自分一人で企画をつくりたい」という頼もしい学生です。
企業を選定する際にも、自分のこだわりがあり、「自分の納得できる企業に行きたい」と自ら企業にアポイントをとってきました。
企業の方も、彼の熱意に応える形で、前例はありませんでしたが、学生の受け入れに応じていただきました。
一方、応募をして参加することになった学生も真剣です。
10月以降、4回に渡って集まり、3グループに分かれて、企業で発表する企画内容を考えました。
下記の写真は前日の最終発表の様子です。
そして、当日10月29日(火)を迎えました。
出発直前までグループでプレゼンの内容を確認をしたり、原稿を印刷したりと慌ただしい朝になりました。
(積極的に参加してくれた15名の学生です。一番左が今回の企画担当者の後夷くんです。)
まず最初に訪問した企業はヤマエ久野株式会社です。
九州最大の総合卸売業ですが、BtoBが主となるため、学生にとっては認知度が低い企業です。
しかし、取引先はセブンイレブンやコスモス薬品、霧島酒造など学生が知っている企業ばかりです。
まず初めに、福岡本社からお越しいただいた人事部部長代理の香田様から、卸売業についてや多岐にわたる各部門について、説明をしていただきました。
次に、先輩社員の話ということで、営業職のお二人から、仕事の内容や一日の仕事の流れなどについて、お話しいただきました。
二人とも気さくでユーモアのある方々でしたので、終始、笑いが起こっていました。
学生も興味が湧いたたようで、営業していて良かったことなど様々な質問が出ましたが、こちらにも丁寧に回答していただきました。
さらに、次は事務所や倉庫の見学。
約3000種類に及ぶ酒類等をリフトを使って小売店に出荷する作業風景や、出荷まで一定の温度管理が必要な保冷庫などを見学させていただきました。
学生は取扱商品の多さや品質管理に驚いたようで、卸売業について興味を持ったようです。
最後に、会議室に戻りまして、昼食としてお弁当とお茶をご馳走になりました。
これらの商品は、ヤマエ久野さんの関連会社がセブンイレブンに卸しているお弁当と関連会社のPB商品のお茶です。
午後からは、キリンビールマーケティング株式会社を訪問させていただきました。
こちらでは、まず初めに、九州統括本部宮崎支社の山下支社長からキリンビールグループの企業概要や求める人材などについて説明していただきました。
次に、山下支社長から与えられた「最近の若者はなぜお酒を飲まないのか?若者がお酒を飲むための企画を考えてください」という課題に対して発表を行いました。
学生は準備してきた企画を発表し、1グループの発表が終わるたびに、山下支社長と松岡副部長から質問と講評をいただきました。
(準備をした成果があったと思います。みんな堂々と発表をしています。)
最後に、山下支社長と松岡副部長から最優秀企画が発表されました。
選ばれたのは「女子大学生視点による販売促進」として、夜カフェなどの企画を提案したグループでした。
【PDF】クリックをすると企画内容を見ることができます。
この企画を考えたグループの学生には、記念品としてTシャツが贈られました。
帰りには、全員に参加賞としてキリンビール製品をいただきました。ありがとうございました。
最後に、株式会社JTB九州を訪問しました。
こちらでは、まず初めに営業課の白川様による案内で宮崎支店の店舗や職場を見学させていただき、
その後、パンフレットを見ながら企業概要や仕事内容について説明していただきました。
次に、学生が考えてきた卒業旅行などの企画を発表しました。
「ロンドンガールの休日ツアー」や「スペインのトマト祭りとキャンプツアー」、「日本で味わえるリゾート体験?ご当地グルメ?日本の自然を味わう屋久島?奄美大島ツアー」など。
それぞれの企画に対して社員の方から講評をいただきました。
旅行代金の設定は甘いようでしたが、企画内容に関しては、「ターゲットを明確にしているので商品に出来そうだ」というご意見もいただきました。
今回の企業見学ツアーに参加した学生は、企業や仕事内容を知ることが出来たことはもちろんのこと、自らプレゼンをして、講評をいただくことで、多くのことを学んだのではないでしょうか。
就職活動解禁まで1ヶ月を切りました。
今回の経験をぜひとも就職活動にいかしてもらいたいと思います。
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